ソーラー発電の棚を塗装しました
- 2023/06/06
- 21:14
5月の連休中、約1ヶ月ぶりにアパートに帰ったときのお話です。
屋外に置いているオフグリッド・ソーラー発電のやつがサビていたので、塗装しました。
ダイソーの棚の脚と棚板を組み合わせて作ったやつです。棚板はまだいいのですが、脚がサビノミクスになっています。
材質はどちらもスチールで、表面処理は、脚がクロムメッキ、棚板がエポキシ樹脂系の塗料とのことです。3年前に放置を始めたのですが、こんなに差がでるのですね。
コレ、買ったときはこんなにサビてなかったはずです。
で、ここがサビてもソーラー発電的には問題ないため、ずっと放置していましたが、さすがに “映えない” と感じて対応しました。
このままサビノミクスが進んで脚が折れたら面倒ですし。
ほかにも。
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- ほかの箇所も塗れる
- 実験『サビ落としの有無による予後の評価』
後付けの理由ですが、私、やる理由がないことは徹底的にやらない主義なので。
以下、用意したものです。
ブラシと筆,塗料。
ブラシ | 筆 | 塗料 |
プラ柄ミニワイヤーブラシ | 丸筆 | 油性シリコンタフ |
88円 | 88円 | 988円 |
塗料は、サビの上にそのまま塗れるタイプです。
流れとしては、4本あるダイソー脚のうち、2本のサビをステンレスブラシで落とし、残りはそのままとします。ただし、浮いているサビは、真鍮ブラシで落とします。
そして、水で軽く流してから乾燥させたのち、2度以上、重ね塗りします。
で、サビ落としの有無がどう影響していくのかを評価します。
ダイソー脚を取り外しました。
奥の2本だけサビを落としています。
ダイソー脚が無くなった機器です。くたびれたオジさんみたいですが、健気に発電・配電を続けてくれます。
こちらの棚板にも塗装しました。
塗料が乾くまで時間があるので、ちょっと材料のお話です。ソーラー発電の材料選びの参考にどうぞ。
今回、サビがひどかったのは、スチール (鋼) にクロムという金属をメッキした箇所でした。
クロムの塊。これは食べられません。
クロムが適切にメッキされていれば、下地のスチールがここまでサビる (腐食する) ことはなかったはずですが、110円ですからね。
サビたらまた買って取り替えるか、塗装してから使えということなのでしょう。
さて、鉄とクロムとの合金が “ステンレス (ステンレススチール)” です。
ステンレス製のソーラーパネル固定用の架台です。腐食の評価も兼ねて、6年ほど屋外に放置しています。
写真奥は、鉄にクロムを16〜18%ほど混ぜた “SUS430” という材料です。溶接の箇所を除いて、ほとんどサビはありません。(ちなみに、手前は “SUS304” という別の材料です)
溶接箇所は、研磨などで “焼け” を取り除く必要がありますが、評価のために、あえて取らなかった結果です。こういう変な作り方をすると、ステンレスでもサビることがわかります。
私のソーラー発電では、上記の2種類を含む、3種類のステンレスを使っていますので、それらのお話もしたいです。
材料選びもソーラー発電の楽しみ方のひとつだと、私は思います。
塗料が乾いたので再び組み立てました。
ダイソーがきれいになったぶん、機器類の中古感が目立ったような……
で、サビを落としたほう (左の2本) と、落とさなかったほう (右の2本) が、サビ落としの有無によって今後どう変化するかを評価します。
手間がかかる機械って、なんとなく愛着がわきますね。車を持っている人の気持ちがわかった気がします。
ということで、ダイソーの棚を使うときは、塗装してからのほうが良さそうです。
閲覧ありがとうございました。
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