記事一覧

オフグリッドソーラーの配電盤にパイロットランプ(2)


この記事は、広告を含む場合があります。

オフグリッド・ソーラー発電の配電盤を改造するお話の続きです。

『オフグリッドソーラーの配電盤にパイロットランプ(1)』

今回は、3Dプリンターで部品作りです。

作りたい作品の一覧です。

  • パイロットランプ固定枠
  • 固定枠を固定するやつ
  • スイッチ枠の脚
  • ヒューズホルダー
  • ヒューズホルダー固定枠
  • 固定枠の脚
  • 端子台スペーサー
  • 中板スペーサー

これらは、スイッチやヒューズといったメインとなる部品ではなく、何かを固定するための部品です。縁の下の力持ち、というところでしょうか。

そのため、3Dプリンターがなければ入手できない部品でもあります。

部品配置のイメージ

それぞれの部品の形状と配置のイメージです。

パイロットランプ固定枠

まずは、パイロットランプ固定枠のイメージ。

仕様として。

  • パイロットランプのカバーが入る穴
  • ナット類を固定するくぼみ
  • 両端に脚
  • M5のネジが通る穴があるやつ (脚に接着)

特徴は、パイロットランプのカバー (LEDなどは付いていない) を先に固定するところです。

カバーはバネ座金とナットで固定するのですが、その際にナットの締め付けが必要になり、回転分の余計な幅を用意しなければなりません。配電盤の箱の大きさに余裕がないため、なるべく幅を狭くできる設計にしました。

パイロットランプ固定枠の脚

分割のイメージ。

脚の下部は、固定するやつを接着する仕様としました。(積層方式の3Dプリンターでは “ひ” の字の両耳部分が垂れるため)

実際に、上のイメージどおりの寸法で試作した結果、カバー用の穴が小さいことがわかりました。

試作では、インフィル (内部を充填する材料) の密度を下げて、材料と時間を節約すると良いです。

パイロットランプ固定枠

完成品。パイロットランプのカバーを取り付けた後です。また、固定するやつも接着しています。(取り付け前の写真は撮り忘れ)

アクリル樹脂用接着剤

接着には、アクリル樹脂用の接着剤を使いました。3Dプリンターでよく使われる “PLA (ポリ乳酸)” も接着できます。

ただ、この接着剤の成分は、“ジクロロメタン”(二塩化メチレン) です。ジクロロメタンには発がん性がありますので、取り扱いには注意が必要です。

そういえば、私が中学生のころ、市内の水道水から基準値を超えるジクロロメタンが検出されるということがありました。浄水場の塗装工事とかで混入したらしいです。学校では、しばらく水飲み禁止になりました。当時の社会には、住民の健康に気を配る余裕があったのですね。

スイッチ枠

次は、スイッチ枠です。これは、今までのものを再利用します。

スイッチ枠の脚

スイッチ枠に付ける脚のイメージです。

仕様。

  • インサートナット

ネジで固定するために、“インサートナット” を入れています。

インサートナット

インサートナットは、穴にぶち込むだけでネジ穴を作れる部品です。ネジの付け外しが多いところに使うと、ネジ穴が長持ちします。

スイッチ枠と脚

スイッチ枠に脚を取り付けました。

次に、ヒューズホルダーです。

ヒューズホルダー

ヒューズホルダー本体。以前の記事『3Dプリンター作品集』で紹介した “3Dプリンター用LED照明” に使ったヒューズホルダーを改造しました。

『3Dプリンター作品集』

前回のは1.25mm2用の端子に合う形状でしたが、今回はそれ以外にも合うよう、少し修正しています。

ヒューズホルダー

完成したヒューズホルダー本体です。厚いほうと薄いほうの2つで一組です。厚いほうにはネジ穴があります。

ヒューズホルダー固定枠

固定枠のイメージです。

ヒューズホルダー固定枠の脚

分割のイメージ。固定枠と、脚の固定するやつに分けて作り、完成後に接着します。(当初)

仕様として。

  • 自動車用の平形ヒューズを挿す
  • 1.25,2,5.5mm2の平形端子に対応
  • ヒューズホルダーは固定枠にネジどめ
  • 両端に脚
  • △M5のネジが通る穴があるやつ (脚に接着)
  • →脚は固定枠と分割しネジどめ
  • →インサートナット
  • →脚と固定するやつは一体に

当初は、パイロットランプの固定枠と同じく固定枠と脚を一体構造にする設計でしたが、ある問題が起こったため、脚を分割するよう変更しました。その話は後ほど。

ヒューズホルダーと固定枠

完成した作品です左がヒューズホルダー、上が脚です。

右が固定枠ですが、これは2つに分割しました。細長い形状のため、どうしても反りが発生してしまうようです。完成後に接着します。

最後はスペーサー類です。

端子台スペーサー

端子台スペーサーのイメージ。ただの円筒で、端子台を中板から浮かせるために使います。

高さは、8mmと10mm,15mmの3種類です。

中板スペーサー

中板スペーサーのイメージ。配電盤の箱と、中板に隙間を作るために使います。

箱には、“皿ネジ” が溶接されているので、ネジの頭と干渉しないように、 スペーサーは “皿モミ”(すり鉢状の穴) します。

スペーサー類

完成したスペーサー。端子台スペーサーは、15mmのやつです。

ということで、3Dプリンター系はおしまいです。

完成した作品を配電盤の中板に載せて、取り付けの位置を決めるのですが……

なんと、横の幅がどうしてもオーバーしてしまう事象が。

もう万事休すか、と思いましたね。

ヒューズホルダー固定枠の設計変更

で、思いついたのが、“ヒューズホルダー固定枠の脚を内向き (固定枠の下) にする” です。こうすることで、中板の幅に収まります。

ただ内向きにするだけでは、ネジや工具が入らず付け外しができなくなるので、固定枠と脚を分割できるよう変更しました。

中板に穴あけ

部品の配置に合わせて、中板に穴をあけました。

中板にネジ穴加工

“タップ” でネジ穴に。

中板に部品を取り付け

部品をネジで取り付けました。

部品がそろって、配置も決まったので、次回は配線に入ります。ようやくソーラー発電っぽくなりますね。

閲覧ありがとうございました。

関連記事
にほんブログ村 その他生活ブログ 一人暮らし貧乏・生活苦へ

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

全記事表示リンク