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アイロンのコードを修理しました

私の父から、電気アイロンの修理を頼まれました。あの人はよく物を壊します。

故障の内容は、電源が入ったり切れたりするそうです。

サンヨースチームアイロン

こちらが、そのアイロンです。少なくとも20年は使われています。

サンヨースチームアイロン

銘板。三洋電機製のスチームアイロンで、消費電力は600W (ワット) とのことです。

現在、三洋電機はパナソニックに変わっています。

で、コンセントに挿して電源を入れてみると……

スパークしたコード

なんと、プラグ付近で火花と煙が!
故障は断線で間違いないです。

このプラグは再利用ができないので、交換します。

交換用プラグ

交換用のプラグ。栓刃 (せんば) が動くタイプです。

ここで、定格電流の確認です。アイロンの消費電力は600Wですから、電流は6A (アンペア) です。このプラグの定格電流は15Aまでなので使用できます。

圧着工具と端子

圧着端子と圧着工具です。無くても修理できますが、あったほうがソレっぽいです。

袋打ちコード末端処理

コードをカットしました。

このコードは、袋打ちコードといって、ゴム被覆の心線 (しんせん) を綿糸の編組で覆ったものです。ビニル被覆の一般的なコードより耐熱性があります。

私、このコードをいじるのは初めてです。

現在、ほとんどのアイロンには、HHFF (クロロスルホン化ポリエチレンゴム絶縁平形コード) という耐熱コードが使われています。

袋打ちコード末端処理

袋打ちコードは編組の末端がほつれるので、糸を巻き付けて縛ります。心線を覆う編組 (下打ち編組) も同様です。

こういう作業は今どき珍しいですね。

袋打ちコード末端処理

糸を切って、心線の被覆を剥きました。ゴムなので剥きにくかったです。

袋打ちコード末端処理

袋打ちコード末端処理

圧着端子を取り付けました。

プラグ交換

圧着端子をプラグにしっかりネジどめしました。

アイロンコードプラグ交換

アイロンコード

修理完了です。

アイロンの電源ランプ

電源ランプがついたり消えたりすることはありません。素晴らしい。

修理費用

品目 メーカー・商品名 個数 値段
プラグ パナソニック・WH4021WP 1個 110円
圧着端子 冨士端子・R1.25-S3.5 2個 6円
カナガワ・アースベル 0.3m 1円
技術料 私・ニート - 0円

修理費用は117円ほどでした。

故障原因の考察

スパークした心線

火花が出たコードの心線を切り取ったものです。

片方は完全に銅線が焼けて切れています。もう一方は、被覆に穴は見られません。

つまり、短絡 (ショート) ではないようです。

おそらく、原因はスパークです。スパークは、回路を開放するときに空気中で放電する現象です。

そして、開放時の電流が大きいほどスパークは発生しやすく、発熱も大きいです。あのアイロンは最大6Aですからね。

スパークの怖いのは、ブレーカーが働かないことです。過電流や漏電 (地絡) でない以上、遮断はされません。スパークに気づかず発火でもされたら、気分が落ち込みますよね。

スパークの怖さと、袋打ちコードの補修を経験できて良かったです。

閲覧ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール