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圧着端子の選び方 (棒形・平形)


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端子選びの後半、今回は棒形と平形の圧着端子のお話です。

圧着端子の選び方 (丸形・先開形)

前回の記事で紹介した脚注などは省きます。

棒形端子と平型端子

左が棒形端子 (裸端子・絶縁被覆付き)、右が平形端子 (メス・オス) です。

さっそく、選び方の手順です。

  1. 接続箇所がネジ式か差し込み式か
  2. 電線の太さの合計
  3. 棒形か平形か
  4. 棒形端子
  5. 平形端子
  6. 裸端子か絶縁被覆付きか

1.接続箇所がネジ式か差し込み式か

これは前回の記事と同じです。接続箇所 (端子台など) を確認します。

接続箇所がネジ式ではなかったら、差し込み式となります。差し込み式は、端子を端子台に差し込み、ネジやバネの圧力でとめる形式です。

具し込み式の器具

差し込み式の器具の例。

差し込み式はネジ式よりもスリムなので、小型化された機器に多いです。

  • 接続箇所が差し込み式なら、棒形か平形
  • ネジ式なら、丸形か先開 (さきびらき)

2.電線の太さの合計

これも前回の記事と同じです。圧着される電線の太さ (断面積) の合計を計算します。

棒形端子と平形端子は、主に1.25,2,5.5mm2のラインナップです。あの表を載せておきます。

主なバレルサイズと電線抱合範囲.

バレルのサイズ 電線抱合範囲 (mm2)
1.25 0.25〜1.65
2 1.04〜2.63
5.5 2.63〜6.64

このほか、3.5mm2用や8〜60mm2用を販売しているメーカーもあります。入手性は良くないです。

電線の導体が単線の場合、平形端子は使えません。後ほど詳しく。

  • 電線の断面積 (mm2) を確認
  • 単線も断面積に換算
  • 電線が複数本なら、合計サイズを計算
  • 電線抱合範囲を確認
  • 棒形と平形は、主に1.25,2,5.5mm2

3.棒形か平形か

棒形か平形かを選びます。接続箇所が決まっているのなら、おのずと端子も決まります。

ブレーカーの端子

上の写真にあったふたつのブレーカーです。右が棒端子用、左が平形端子 (メス形) 用。

端子が穴になっていたら棒形、“タブ” がついていたら平形のメス形を選びます。

ここにはありませんが、接続箇所にメス形がついている場合は、平形端子のオス形を選んでください。

  • 接続箇所の端子が穴なら棒形端子
  • タブなら平形端子のメス形

4.棒形端子

電線が () り線の場合は、ばらけるのを避けるため、棒形端子を使います 。撚り線の先端を単線に変換するイメージでしょうか。

また、複数本の単線を束ねるときにも使えます。

A.先端の太さと長さ

メーカーや製品にもよりますが、次のような製品が一般的です。

棒形端子の主な仕様.

呼び 直径 (mm) 長さ (mm)
1.25 1.5,1.9 11,16,20
2 1.5,1.9 11,16,20
5.5 2.7 11

B.板形端子

棒形ほど一般的ではありませんが、板形端子 (ブレード形端子) という製品もあります。名前のように、先端が平らな板状になっている端子です。

上の写真のブレーカーなら、棒形よりも板形のほうがフィットします。

C.フェルール端子

ここでは詳しく紹介しませんが、フェルール端子というのもあります。

フェルール端子

0.5〜4mm2用のフェルール端子。

一般的な棒形端子とフェルール端子の使い分けは、とくにありません。

ただし、フェルール端子には専用の圧着工具が必要です。

  • 主に1.25,2,5.5mm2のラインナップ
  • フェルール端子という似た製品もある

5.平形端子

平形端子には、サイズ違いの3種類と、それぞれにメス・オスがあります。

A.110形・187形・250形

平形端子は、サイズによって110,187形,250形に分けられます。これらの数はタブ幅のインチ表記で、数が大きいほど大きい端子です。

平型端子

左から、110形、187形、250形。

タブサイズのミリ換算.

呼び in mm
110形 0.110 2.79
187形 0.187 4.75
250形 0.250 6.35

残念ながら、それぞれに互換性はありません。

また、端子のサイズによって、対応する電線の合計サイズも違います。

平形端子のサイズと電線サイズ.

110形 187形 250形
1.25
2 -
5.5 - -

上の表で○がついているものが主に販売されています。

メーカーによっては、0.3や0.75mm2用というのも販売していますが、入手しにくいです。

端子の定格電圧や定格電流は製品によって違うので、確認してください。

B.メス形・オス形

110形,187形,250形には、それぞれにメス形とオス形あります。

平型端子メスオス

左がメス形、右がオス形。

接続箇所の相手がオス形ならメス形を、相手がメス形ならオス形を選びます。ちょっと下ネタっぽくなるので詳しくは述べません。

一般的には、電源側がメス形です。メス形は金属の部分を絶縁体で覆うことができるので、感電や漏電のおそれのあるほうに使われます。

絶縁被覆が金属部分すべてを覆っている製品もあります。

  • 小さいほうから、110形,187形,250形
  • メス形とオス形
  • 110形は1.25mm2用のみ
  • 187形は2,5.5mm2
  • 250形は1.25,2,5.5mm2

6.裸端子か絶縁被覆付きか

最後は、絶縁被覆の有無です。これは前回と同じです。

棒形端子には、裸端子と絶縁被覆付きがあります。

平形端子には、絶縁被覆付きしかありません。

絶縁被覆付きに単線は使えないため、平形端子に単線は使えないです。

絶縁被覆の色や材質,形状は前回の記事を参照ください。

  • 棒形には、裸端子と絶縁被覆付きがある
  • 平形には、絶縁被覆付きしかない
  • 単線は平形に使えない

とりあえずおしまいです。これを覚えておけば、ホームセンターの端子売り場でオロオロすることはないでしょう。

楽しいソーラー発電ライフを。

閲覧ありがとうございました。

    2022/09/10
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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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