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ソーラー発電に使える電線類②


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2021-3-28(日)

今回は、この記事の続きです。

ソーラー発電に使える電線を調べました。コードとケーブル,絶縁電線の違いや、電線の単線と () り線の違いも説明しています。
ソーラー発電に使える電線類① (2021/03/22)
http://semiritaiayume.blog.fc2.com/blog-entry-736.html

ソーラー発電をやらない人にとっては、知っていても役に立たない内容ですが、しばしお付き合いを。

今回も、24V (ボルト) 以下のシステムにおける、これらの区間に使う電線類のお話です。

  1. ソーラーパネルと接続箱の間
  2. 接続箱とチャージコントローラーの間
  3. チャージコントローラーと蓄電池 (バッテリー) の間

単線と () り線の太さ

電線には、電気が流れる導体が1本だけの単線と、複数の細い線 (素線 (そせん) ) が集まった撚り線があります。(前回の内容です)

導体の太さを表す単位が、単線と撚り線ではそれぞれ違います。

単線と撚り線の太さ

単線では直径をmmで、撚り線は断面積をmm^2 (またはsq (スケア) ) で表します。

で、単線の太さも、断面積に換算するとわかりやすいです。

  • 1.6mm≒2sq
  • 2.0mm≒3.5sq
  • 2.6mm≒5.5sq

忘れてしまっても、"πr^2" で求められます。(π:円周率、r:半径)

今回のお勉強はここまで。前回のこれが登場です。

  • 最適:◎,適当:○,不適:△
  • CVケーブル:◎
  • VV-R・VV-Fケーブル:○
  • VCTケーブル,VCTF・VCTFKコード:○
  • 1CT・2CT・WCTケーブル:△
  • IV・KIV電線:△
  • VFFコード:△
  • VSFコード:△
  • 通信用ケーブル類:△

この “◎” と “○” の電線類を詳しく見ていきます。

さて、電線の名前に "V" のつくものは、塩化ビニル樹脂 (ポリ塩化ビニル,PVC) が使われています。(ヴィクトリーのVじゃないですよ)

塩ビは、耐水性や紫外線からの耐久性が高めです。

ソーラー発電に使う電線類は、日光,風雨,雪氷,温度変化などにさらされるため、材料の耐候性や耐水性,耐熱性が非常に重要なのです。

説明の中にある “2芯” とかいうのは、ケーブルやコードの芯線 (心線,絶縁被覆で包まれた導体) の本数です。(次回の記事で説明します)

CVケーブル

CVケーブル

  • 絶縁被覆が架橋ポリエチレン (Cross-linked polyethylene)、外装が塩ビ
  • 耐熱温度90℃
  • 絶縁被覆が透明でキレイ
  • 撚り線のみ
  • 1〜4芯、2sqからのラインナップ
  • 欠点として、絶縁被覆の架橋ポリエチレンは、日光により劣化しやすいことが挙げられます。
    透明でキレイな被覆ですが、不透明な絶縁テープなどで覆う必要があります。

    ソーラー発電用の “H-CVケーブル” というものもあり、これは、絶縁被覆が露出せず、テープ巻きを省略できるそうです。(ホームセンターになかったので、詳細は不明)

    ソーラー発電へは、CVケーブルはどこにでも使えます。

    VV-Rケーブル・VV-Fケーブル

    VV−Rケーブル

    VV−Fケーブル

    • 絶縁被覆も、外装も塩ビ製
    • VV-Rは丸型 (Round)、VV-Fは平型 (Flat)
    • 耐熱温度60℃
    • VV-Rは単線も撚り線もあり。1〜4芯、1.6mm,2sqからのラインナップ
    • VV-Fは単線が一般的。2〜4芯、1.6mm,2.0mm,2.6mmのラインナップ (撚り線タイプや8sqもないことはないらしい)
    • ソーラー発電へは、撚り線タイプのVV-Rケーブルはどこに使っても良さそうです。

      VV-Fケーブルは、導体が主に単線なので、レイアウトを頻繁に変更しない箇所に限られます。

      ただし、どちらも、耐熱温度には注意が必要です。

      VCTケーブル・VCTFコード・VCTFKコード

      VCTとVCTF

      VCTとVCTFの断面。

      VCTFとVCTFK

      VCTFとVCTFKの断面。

      • 絶縁被覆,外装ともに塩ビ製
      • 耐熱温度60℃
      • VCTは、VCTFやVCTFKよりも絶縁被覆と外装が厚く、より高い電圧にも耐えられる
      • 撚り線のみ
      • いかにも電力ケーブルっぽくてかっこいい
      • 耐水性に優れている
      • 古いものでは、VCTFはVSRF、VCTFKはVKFと表記
      • VCTとVCTFは丸型、VCTFKは小判型 (小判のK?)
      • VCTは、2〜30芯、0.75〜100sqのラインナップ (多芯タイプは細線のみ)
      • VCTFは、2〜70芯、0.3〜5.5sqのラインナップ (多芯タイプは細線のみ)
      • VCTFKは2芯のみ。0.5〜2sqのラインナップ

      塩ビ製のキャブタイヤ (CabTire) ケーブルです。(次回の記事で説明します)
      キャブタイヤ系は移動用のケーブルで、柔らかい (可撓性 (かとうせい) が高い) という特徴があります。

      ソーラー発電には、より強度の高いVCTケーブルが良いでしょう。

      VCTFコードとVCTFKコードも、外装があるため、ほかの種類のコードよりは強度があります。

      耐熱温度には要注意。

      とりあえず、私が近所のホームセンターで見つけた電線類のうち、ソーラー発電に適するのはこのへんです。

      記事が長くなるので、ソーラーに適さない電線類は次回に回します。

      最後に、ソーラー発電における電線選びってとても重要だと私は考えます。

      パネルや機器類や蓄電池 (バッテリー) は手順に沿って取り付けるだけですが、電線の回路はみずからが設計しなくてはならないからです。

      かっこよさも実用性も安全性も、電線選びに大きく左右されるのです。

      閲覧ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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