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アスファルトを補修しました


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2020-6-24(水)

『階段のコンクリートを補修しました』

コンクリート階段の補修が終わりました。
施工前後の写真を対にして貼ります。

凍上による侵食

コンクリート補修の完成写真

凍上による侵食

コンクリート補修の完成写真

コンクリート補修の完成写真

さて、今回は、コンクリート階段と駐車場の舗装の隙間をアスファルトで補修しました。

コンクリートとアスファルトの隙間

隙間。これをアスファルトで埋めます。

コンクリートとアスファルトの境目で、細長い箇所の施工ですから、カットバック・アスファルトを使用します。

カットバック・アスファルトは、アスファルトを油に溶かしたものです。

まず、アスファルトとは何かを簡単に説明します。

アスファルトは、石油 (原油) のうち、沸点 (蒸発する温度) の高い物質の総称です。
原油を蒸留し、ガス (LPG),オイル (ガソリン,灯油など) を分離したあと、固体や粘度の高い液体がアスファルトとして残ります。

もともと、液体の原油として産出されるものですから、油に溶けて液体になる原理も理解しやすいと思います。

また、アスファルトは、天然アスファルトとして自然に産出することもあり、これは、ピラミッドの建設や石器の接着にも使われたそうです。

舗装に使われるアスファルトは、アスファルトに骨材 (砂と砂利) を混ぜたもので、アスファルト合材やアスファルト混合物とも呼ばれます。(記事では、単にアスファルトと呼びます)

アスファルト合材に含まれるアスファルトは5%程度で、ほとんどは骨材による構成です。

リサイクルも容易であり、砕いたアスファルト合材に新しくアスファルトを添加することで、再生アスファルトとして、ほぼ100%が再利用されています。

お勉強はここまで。

注意事項

灯油の代わりに、ガソリンなどの燃えやすい溶剤を使う場合は、引火に注意します。

溶剤は、蒸発したり、地面に浸透しますので、大気・水質・土壌汚染を避けるため、家庭内での最低限度の使用にとどめてください。

交通安全にも気をつけましょう。

実際の作業に入ります。

施工箇所の土や汚れ,ヒビや剥がれかけのアスファルトなどはキレイに取り除きます。水分もよく乾かします。

アスファルトの破片

アスファルトを砕き、硬い容器に入れます。(このアスファルトは、路面清掃で入手したものです。一応、自転車が踏んだら危ないので)

カットバック・アスファルト

灯油を少しずつ加え、棒でつくなどして溶かします。これがカットバック・アスファルトです。(私は、アス泥と読んでいます)

硬化までの時間を早めたい場合は、灯油より蒸発しやすいガソリンを使うこともできます。

また、ゴムなどを添加して、“改質アスファルト” も作れます。

アスファルトの下地処理

施工箇所に、容器内の上澄みを塗ります。

これには、施工面と補修材の接着を良くするはたらきがあります。

実際、道路工事でも、プライムコートやタックコートという工程があり、カットバック・アスファルトがこのように使われることがあります。

アスファルトを隙間に詰める

唐突ですが、施工箇所にカットバック・アスファルトを詰めて簡単に均します。(この段階ではまだ均しにくいです)
施工箇所の形状によって、左官のコテなどを使い分けます。

アスファルト補修の表面を均す

しばらくすると、表面の液体が引き、ゴムのような感触に変わりますので、キレイに均すと良いでしょう。

多少のゴミが混じっても問題ありません。コンクリートとは違うんです(笑)

アスファルト補修が終了

とりあえず完成。

溶剤の蒸発により固まるまで3週間程度 (灯油溶剤,夏季の場合)、アスファルトっぽい色になるまでは数ヶ月ほどかかります。

触ったり、踏んだりするとイヤな結果になりますので注意してください。

今回かかった費用

  • アスファルト:再利用品=0円
  • 灯油:250mL=20円
  • 工賃:私=0円

  • 合計20円

前回のコンクリート補修と合わせて595円ということで、予算の2万円 (後付け) にギリギリ間に合いました。

ところで、私は、小学生の頃の火遊びでアスファルトのカットバック現象を発見しました。もちろん、その頃は、アスファルトが油に溶解する原理はわかりませんし、利用方法も思いつきませんでした。

そして、以前の火遊びの跡を見て、アスファルトの補修を思いついたのが高校生のときです。

カットバックは、もっと評価されていい補修方法だと思います。

『コンクリートとアスファルトの補修後点検』

閲覧ありがとうございました。

    2022-10-02
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    コメント

    おはようございます。

    ほほう。

    アスファルトって灯油でこんなに簡単に溶けるのですね。知らなかった。(;´・ω・)

    まさかアスファルトまで補修できるとは。すごい。

    でも、灯油が溶剤だから環境には悪そうですね。まあ、小範囲だからいいですけどあまり勧められないですね。

    プロは補修用の環境への低負荷の溶剤を使うのですかね?

    道路のクラック補修作業で加熱した液状のアスファルトっぽいのを流し込んでいる作業を見たことがありますが、アレは溶剤ではなくて加熱で溶かしているのでしょうか。

    しかし、しゅうさんはいろいろなことを知っていて実行できますね。

    絶対DIYビルドかリホームで家を建てるとか補修するとかするのがいいと思います。近くなら私も手伝いに行ってしゅうさんの技術を盗みに行きたいくらいです。www

    家の構造とか材料とかいろいろあるし、なかなか建築現場やリホーム作業現場は見られないですからね。

    まあ、最近はDIY作業ならユーチューブならある程度は見られますが、やっぱり現場を見たくなります。w

    おはようございます。

    そうそう、階段の仕上り、いいですね。

    オンボロがすっかりきれいになってます。w

    DIYでこれだけできれば十分ですね。素晴らしい。

    Re: おはようございます。

    ひまわりさま。

    こんばんは。コメントをありがとうございます。

    あとは耐久性ですね。
    来春、元通りのオンボロに戻ってたら、非常に恥ずかしい。。

    またのコメントをお待ちしています。

    記事名:アスファルトを補修しました.
    返信日:2020年6月26日.

    Re: おはようございます。

    ひまわりさま。

    こんばんは。コメントをありがとうございます。

    これは、前のコメントへの返信です。遅れてごめんなさい。
    投稿したつもりが、なぜか投稿されていませんでした。なぜこのようなことが起こったのか(シラバックレ)


    これ、道路に油をこぼしたときも同じことが起きて、灯油やガソリンならまだいいのですが、エンジンオイルだと蒸発しないので路面が大変なことになります。

    道路の細長いヒビに流し込むのは、溶剤で溶かしたアスファルト (常温) の場合もあるようですが、ゴムかプラスチックとアスファルトの混合物 (常温も加熱式もある) がほとんどのようです。

    でも、あれって “黒ゴムで埋めました” 感がすごいんですよね。

    私も、アスファルトをガスバーナーで融かして使ったことがあります。
    しかし、臭いし,暑いし,すぐ固まるし,くっつかないし,ガスがすぐ減るし,手が汚れるしでやめました(笑)

    エコな材料を選ぶとすると、食品のバターなんかでもアスファルトは溶けるそうです。
    いつまでも蒸発しないのと、コストの点から現実的ではなさそうですが……
    バイオエタノールならぬバイオヨーザイの開発が待たれるところですね。

    (私、いろいろやる割にはどれも中途半端なので、“オケラの七つ芸” だったりします……)

    私の記事が、DIYの参考になるととてもうれしいです。
    自分で家を建てるなら、完成イメージやデザイン,材料選定・調達,施工,それに補修も楽しめそうですね。
    私が作ったら、火事が怖いので、コンクリートとステンレスばかりの家になりそう(笑)

    またのコメントもお待ちしています。

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    プロフィール

    しゅう

    Author:しゅう
    1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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