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日銀のETF買い


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2020-3-4(水)

日銀によるETF買いの現状を確認し、その問題点を考えます。

新型コロナウィルスの感染拡大が懸念され、世界的な株安傾向になっています。

日経平均株価は、2月24日〜28日の一週間で2243.78円 (9.6%) の下げとなりました。※日本経済新聞を閲覧.

3月2日、日銀の黒田東彦総裁は、「金融市場調節や資産の買い入れで資金供給と金融市場の安定確保に務める」との異例の談話を発表しました。

同日、日銀は過去最大となる1,002億円のETF (上場投資信託) を購入しました。

結果、2月28日に比べ、191.12円の高値で取引を終えました。

株が安くなったら日銀がなんとかしてくれる。めでたしめでたし。

日銀のETF買い推移

※『指数連動型上場投資信託受益権(ETF)および不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入結果』(PDF),日本銀行から、著者がグラフを作成.

図は、日銀によるETF (図中、ETF (1)),設備・人材投資に積極的な企業のETF (図中、ETF (2)),不動産投資法人投資口 (J-REIT) の購入額の推移です。(2020年は3月4日までのデータ)

日銀ETF購入額の平均と最大

※『指数連動型上場投資信託受益権(ETF)および不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入結果』(PDF),日本銀行から、著者がグラフを作成.

図は、ETF購入額の平均と最大を表示します。

今回の1,002億円の異例さがわかりましょう。

さて、株価とは本来、“需要と供給” で定まります。

具体的には、企業の決算,業界や企業への期待感,配当 (日本なら株主優待も) によって上下するのです。

株安は、企業と株主にとって悲惨であると同時に、新規の投資家にとってはボーナスです。

公金で高水準を維持している現状に違和感をおぼえるのは私だけでしょうか。

では、企業の主要株主の確認として、会社四季報から、御用達の銀行 (日本トラスティ・サービス信託銀行,日本マスタートラスト信託銀行,資産管理サービス信託銀行) の保有割合を抜き出します。太字は、御用達が筆頭株主となった企業です。

  • トヨタ自動車:18.7%
  • ソフトバンクグループ:16.9% (参考・孫正義22.1%)
  • ソニー:16.9%
  • イオン:12.4%
  • 任天堂:10.4%
  • KDDI:17.6% (参考・京セラ14.2%)
  • SBIホールディングス:19.1%
  • 電通グループ:23.3%

必ずしも日銀の資本とは限りませんが、上場企業が公金の支配下にあるのがわかります。

実際、日銀は年金基金 (GPIF:年金積立金管理運用独立行政法人) と一位二位をあらそうバイヤーなのです。

例えば、公金が「保有中のトヨタ株18.7%全部売るわ」と言う (うわさが出る) とトヨタの株価は大暴落します。

これを防ぐには保有を続けるしかなく、“利確” も “損切り” もできない、まさに時限爆弾です。

きっと、黒田総裁はコロナウィルスに嫉妬 (しっと) しているのでしょう。

従来、安倍総理と黒田総裁でアベノミクスを実施し、不況を助長してきました。

今回、コロナちゃんはそんなアベノミクスと双璧をなしたわけです。しかも、たったの2ヶ月で。

「安倍さんとコロナちゃんのニュースばっかりだけど、俺も忘れんなよ!」と黒田総裁。クロダとコロナ。クロコロ。

ところで、私も日銀に感謝しなければなりません。

現在の私は、アメリカ株と中国株 (香港 (ホンコン) ) の買い付けを中心としているため、円高が追い風となります。

日経平均が上がると、日本円の需要が増加するため、円高につながるのです。

“コロナ暴落” に円高、大ボーナスでした。(暴落中に買うのはオススメしません)

コロナの収束と市場の健全化を願っています。

訪問ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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