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安くなるアメリカ産牛肉とホルモン剤


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2019-12-27(金)

日米貿易協定の発効が2020年1月1日に迫っています。

私たちへの影響は、アメリカ産牛肉が安くなることでしょうか。

現在38.5%の関税が、2033年には9%まで引き下げられるそうです。

一説によると、中・米貿易摩擦の影響で、中国向け豚肉が売れなくなり困った畜産農家がアメリカ政府に働きかけて、牛肉を日本に買わせる魂胆だという。

私にとっては、安ければどうでもいい話です。

さて、そんなアメリカ産牛肉には、肥育ホルモン剤 (成長促進剤) が使われているとか。

具体的には、17-βエストラジオール,プロゲステロン,テストステロン ,酢酸トレンボロン,酢酸メレンゲステロール,ゼラノール,そして、塩酸ラクトパミンがあるそうです。※1,2.

上の3つは自然に存在します。

エストラジオール (エストロゲンの一種),プロゲステロンといえば女性ホルモンであり乳がん、テストステロン (ジヒドロテストステロンの原料) といえば、男性ホルモンでありハゲですね。

実際、ホルモン剤と乳がんの因果関係が研究されています。

いずれの物質も、日本産牛肉に “成長促進剤としては“ 使っていないそうです。

特に、最後の塩酸ラクトパミンは、日本では使用されず、EU諸国や中国では使用も輸入も禁止されています。※3.

そんな塩酸ラクトパミンは、アメリカやカナダ,オーストラリアでは、潤沢に使われており、輸入牛肉や豚肉にも残留しているそうです。

ところで、輸入食品といえば、中国産が危険かと思われていますが、アメリカ産のほうが検疫に引っかかっています。

2018年度の輸入食品監視統計 (食品のほか、添加物,器具,容器包装,乳幼児用おもちゃを含む) によると、中国からの輸入食品では825,249件中、違反が179件 (0.02%)、アメリカは226,483件中、133件 (0.06%) です。※4

これからは安心して中国産食品をいただきましょう(笑)

アメリカ牛のホルモン剤に話を戻します。

では、どんな肉がアメリカから入ってきているか。

肉屋に勤める、私の友人がゆうには、スーパーより飲食店向けの牛肉に多いとか。

アメリカ産が多い部位としては、ショートプレート (バラ),チャックリブ (三角バラ),チャックアイロール (肩ロース),アウトサイド (ハラミ),ハンギングテンダー (サガリ),シマチョウ,タン (舌) なのだそうです。

ただし、そこまで神経質にならなくていいとするデータもありました。

ホルモン剤は残留性が弱く、家畜,実験動物,ヒトのすべてにおいて、数日中に排出されるらしいです。※5.

安いからいいか、安全が第一かは、個々人の判断のようです。


参考文献.

  1. 『牛の成長促進を目的として使用されているホルモン剤 (肥育ホルモン剤)』(PDF),農林水産省,2007年8月9日
  2. 『牛や豚に使用される肥育促進剤 (肥育ホルモン剤、ラクトパミン) について (Q&A)』,厚生労働省
  3. 『ラクトパミン』,kotobank.jp
  4. 『平成30年度輸入食品監視統計』(PDF,2018年度),厚生労働省,2019年8月
  5. 『(別添) 塩酸ラクトパミンの食品健康影響評価について』(PDF),内閣府・食品安全委員会

閲覧ありがとうございました。

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しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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