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圧着ペンチ HS-40Jの使い方


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2019-9-16(月)

自作のソーラー発電や、自動車の電装,オーディオなど電気工作をするときに役立つ工具の紹介です。

電気の配線に付き物なのが電線と電線・機器の接続です。
この接続をしっかりすることで、安全性はもちろん、見た目もキレイになるのです。

ここで役立つのが “圧着端子” なのですが、圧着端子は大きく分けて3種類あり、適合する工具もそれぞれ違います。

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今回、紹介する "HS-40J"絶縁被覆付き圧着端子専用です。

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"HS-40J" のレヴューをしているサイトが見つからないので、私が世界で初めてやります。

"HS-40J" の使い方を簡単に。

ラチェット機構がついており、ハンドルを握るとロックが解除されて開きます。
無理に開くとラチェット機構が壊れるので止めましょう。

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さらに、ラチェットの解除機能もついています。
はさむ位置を間違ったり、指をはさんだときは、ハンドル根元のレバーをいじると開きます。

実際に使ってみます。

まずは下準備です。

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コードの構造は、上の写真のように、導線を被覆で覆い、さらに、外側を被覆 (シース) で覆っているのです。

中の被覆と導線を傷つけないように、外側の被覆だけを取ります。コードを回しながら、カッターで少しずつ切り込みを入れるとうまくいきます。

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内側の被覆もむきます。
ワイヤーストリッパー (むく奴) があれば便利ですが、なければ外側と同じくカッターでもできます。

写真では、電工ペンチのワイヤーストリッパー機能を使っています。この電線は "1.25sq"(スケア;=mm^2)ですので、"1.5" のところが対応します。

さて、ここで導線の太さの解説です。
導線の太さの表示は主に、日本とヨーロッパとアメリカ式があります。

日本式とヨーロッパ・アメリカ式は以下のように対応しています。(目安)

  • 日本式(sq):ヨーロッパ式:アメリカ式(AWG)
  • 0.25sq = 0.25 = AWG24
  • 0.3sq = 0.34 = AWG22
  • 0.5sq = 0.5 = AWG20
  • 0.75sq = 0.75 = AWG18
  • 1.25sq = 1.5 = AWG16
  • 2sq = 2.5 = AWG14
  • 3.5sq = 4 = AWG12
  • 5.5sq = 6 = AWG10
  • 8sq = 10 = AWG8
  • 14sq = 16 = AWG6

中国などから部品や工具を取り寄せる場合には、換算が必要になります。

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被覆をむいたら、いよいよ今回の主役 “HS-40J” の登場……と、その前に、収縮チューブやマークチューブ,絶縁キャップなどは先に通しておいてください。端子の圧着後は入らなくなります。

先ほどの電線 "1.25sq" に合う端子を用意します。
ふつう、"1.25sq" 用の端子は赤い被覆ですが、私の手持ち品は黄色でした。

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被覆側の穴に奥まで電線を差し込み、導線が "1mm" 飛び出すようにします。

これには、挿し込む電線の長さ不足を防ぐ目的があります。

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こうゆうのはダメです。導線があふれていると、接触面積が小さくなり、電気抵抗が大きくなるので発熱します。

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唐突な登場ですが、"1.25sq" は赤いマークのところではさみます。

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反対側です。まっすぐ (型に対して水平) に調整します。

圧着が完了すると自然にハンドルが開きます。

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圧着後は、使用したダイス (型) の大きさが端子の2か所に刻印されています。
少し見づらいですが、この場合は “1.5” です。

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ダイスの拡大です。マークの色と刻印はそれぞれ;

  • 緑:.25(0.2sq〜0.5sq)
  • 赤:1.5
  • 青:2.5
  • 黄:6

そもそも、絶縁被覆付きの端子はこの4サイズしかありませんので、"HS-40J" ひとつで全てに対応できます。

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しかし、 () み合わせが良くないのは問題です。

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次はもうひとつ太い "2sq" で、一般的に被覆は青です。

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"2sq" は青のマークのところで圧着します。

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刻印は “2.5” です。

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そして最後は、"3.5sq" の電線に "5.5sq" 用 (黄色) の端子を圧着します。
"5.5sq" 用は "5.5sq" にも "3.5sq" にも使えるのです。

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"5.5sq" 用は黄色のマークのところで圧着します。

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反対側。この差込型接続端子 (平型端子,ファストン端子) も電線が1mmほど飛び出すようにします。

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刻印は “6” です。

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なんとこの "HS-40J" はダイ (型) を取り替えることで他の端子にも使えるようになるのです。

しかも、"HS-40J" とはダイの名前であり、本体は "HS-series pliers"(HSシリーズのペンチ) というそうです。

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ダイの圧着する面です。刻印が見えます。

今回は絶縁被覆付きの圧着端子に使える "HS-40J" を紹介しました。

これを使ってソーラー発電の配線をやったので、近々記事にします。

また、HSシリーズ本体の他のダイの実演もしたいです。

どちらも、電気工作をする人の参考になればうれしいです。

閲覧ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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