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日本の輸出品目と課題


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2019-7-10(水)

今月1日、日本政府が韓国への輸出規制を表明した問題。
これにより、自動車に次ぐ第二位のドル箱産業を自ら捨てることになりました。

今回は、今後の日本の産業 (工業) がどうなるかを考えます。

まず、日本は何を売って外貨を稼いでいるか。

今年5月の貿易統計が上がったので、これから抜粋します。カッコ内は全売り上げに占める構成比です。

  1. 輸送用機器(自動車など;23.3%)
  2. 一般機械(半導体の製造装置やエンジン,コンピューター,建設機械など;19.5%)
  3. 電気機器(半導体部品やテレビなど;16.9%)
  4. その他(12.5%)
  5. 原料別製品(鉄鋼やアルミ,ゴムなど;11.7%)
  6. 化学製品(プラスチックや医薬品など;11.4%)
  7. 鉱物性燃料(2.2%)
  8. 原料品(1.6%)
  9. 食料品(0.9%)

※財務省貿易統計,令和元年5月分貿易統計(確速);2019年5月,主要商品別輸出より抜粋.

ランキングのトップ2、自動車と半導体を取り上げます。

自動車

日本といえば自動車産業が非常に盛んな国です。
日本製造の自動車が世界中で走っているというのは誇らしくもあります。

自動車(乗用車,大型車など),自動車部品,二輪自動車を合わせた売り上げ額は全輸出額の20.2%です。

さて、揚げ足を取るわけではありませんが、自動車産業はいつまでも安泰でしょうか。

日本で作られている車のほとんどがガソリン車です。
エンジンの製造が日本の強みだからです。

しかし、世界の潮流は “省資源,省エネルギー”、“脱石油・脱中東依存” ですので、ガソリン車の需要は減ると考えられます。
特にヨーロッパは早く、次いでアメリカ、中国、インドと進みましょう。

また、これらの地域,国では電気自動車の研究と開発が旺盛です。
日本車を売り込む余地はないかもしれません。

今後、自動車産業だけに頼るのはアレなのです。

半導体

“半導体等電子部品” だけで、全体売り上げ額の5.3%です。

スマートフォン,タブレット,ドローン,人工知能 (AI),IoT (モノのインターネット),3Dプリンター,自動自動車などには特に高性能な半導体部品が要求されます。
半導体は将来性のある製品なのです。

また、半導体部品は高付加価値な製品でもあります。

半導体の主な原料にケイ素 (シリコン) が挙げられますが、ケイ素は地球上のどこでも普通に産出します。
例えばガラスや陶磁器,シリコーンゴムもケイ素化合物です。

ごくありふれた物質でも、高度な加工によってビックリするほど高く売れるのです。

さらに、半導体産業は労働環境という面でも期待されます。

半導体は超高純度な原料をミクロに加工して製品にします。
(ほこり) や静電気は禁物だという制約から、工場が早く自動化,無人化された経緯があります。

“働き方改革” の極致だと思いませんか。

今回の韓国への輸出規制は、重要な産業を放棄する愚かな決定だとわかります。

日本から輸出される半導体は現地企業だけでなく、日本企業の現地法人にも必須な製品なのです。
韓国の産業を (つぶ) すために、日本企業をも犠牲にする……いつもの日本政府らしいやり方です。

ところで、時代によって需要や産業は変化しますので、自動車と肩を並べる産業を見つける必要があります。

例えば、80年代まで世界をブイブイ言わせていた日本製家電は、いまや見る影もありません。

こんな例もあります。

凋落 (ちょうらく) 気味だった日本の某大手企業が台湾 (タイワン) 企業の傘下に入ったとたんに復興したのです。

これは、元からいた高度な技術者の配置と資金の適切な投資という経営の改革によるものだといわれます。

やはり、企業や技術,技術者,インフラが海外へ出ていくのは残念なので、有能な外国人を経営者にすえるなど、国内産業を温存しながらの改善に期待します。

以上、ゴチャゴチャ書きましたが、まとめると;

  • 電気自動車の普及とライバル増加
  • 半導体は日本にピッタリの産業
  • 新産業の発掘と経営の見直しが必要

閲覧ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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