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人余り


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2019-4-27(土)

最近の日本に人とその技能を生かせる産業がなくなってきている、と思うのは私だけでしょうか。

私の知人の例をふたつ。

理工学系の大学院を出た私の知人は、ぱっとしない町工場に就職、そこでパワハラにあい退職しました。

他に、東京都の某国立大学理学部を卒業した人は、実家の近所でスーパーの店員をしています。


これらは私の周囲での限られた例であり、普遍的な話ではないことをあらかじめ断っておきます。


ふたりとも、企業の研究開発部門で重宝されそうな経歴を持っています。

もちろん、彼らが自分の意思で選択したのならよいでしょうが、話を聞くとそうではないようです。


とりあえず、日本では高度な技能を持て余していると仮定しましょう。
役不足というやつです。


海外の大手企業は4ケタ万円の年俸をチラつかせて、技術者を呼び込んでいる例もあります。
世界中で高度な技能が持て余されているわけではないようです。

やはり、日本だけの現象なのでしょう。


一方で、最低賃金系の単純労働はつねに人手不足で、外国人まで入れている状況です。

また海外のイケてる企業のお話ですが、技能を持つ人を世界中から呼び込み、惜しみなく報酬を払っています。
決して、最低賃金の単純労働に浪費しないのです。


日本では、“安く働いてくれるならだれでもいい” という企業も多いです。
日本人の有能な技術者がつかまらないから、有能な外国人に来てもらうというわけではないのですね。

今後、目に見える形で “技能の持て余し” が進んだなら、大学や大学院で専門知識の学習や研究をする必要もなくなります。
新卒で重い借金としてのしかかる奨学金 (という名の国営学生ローン) ,就職しても下がり続ける賃金,いつ切られるかわからない不安定雇用・収入,上がり続ける税金・保険料……
これらを勘案して進学せず、すぐ働きにでる若者が増えるのではないでしょうか。


もしくは、能力を生かす場がない日本に見切りをつけて出ていく人も増えそうです。

かつての技術立国を支えたのは技能を持つ人たちです。
こういう人たちを浪費しているなら、技術立国の挽回(ばんかい)は難しいと言わざるを得ません。


これは先に断ったとおり、私の周囲の例から、私が感じたことです。
私の思い違いならいいのですが。


閲覧ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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