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派遣の心得


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ブログの更新がアレでした。

更新といえば、私の今月の契約が更新される代わりに、給料から一部の手当てが廃止されて、手取りがガクッと減ることになりました。このやり方への驚きとともに、納得でもあります。

“派遣ですから”

パワハラやサービス残業で自主退職に追い込まれる正社員よりは、契約が自然消滅する派遣のほうが良いとも思います。

で、派遣になりたい人や、ならざるを得ない人に向けて、派遣と相性の良くないもの・ことを説明します。

派遣は、しばしば “さすらいの旅人 ()” と呼ばれます。

“派遣は、ひとつの会社 (事業所) に最大で3年間しかいられない” というルールがその理由です。

ただし、3年の満期まで契約が続くことはまれで、実際は、大きな (忙しい) 案件が終われば、そこでサヨナラとなります。

“残念ですが、3月の更新はありません。4月からの新しい配属先を探していますので、連絡がつくようにしておいてください。”

つまり、いつ・どこに飛ばされるかは 、神様にも経営者様にもわかりません。

そんな派遣社員には、“身軽さ” が重要です。

いつでも部屋を出られる状態にしておくのです。

ということで、派遣と相性が悪いもの・ことの一覧です。

  • 住宅 (戸建て・マンション)
  • 大型家具
  • 結婚・子ども
  • 意外と持ち出しにくいモノ

住宅 (戸建て・マンション)

せっかく家を買っても、最大3年間しか住めません。どんなにこだわってデザインしていても、オプションをつけていても、思い出があっても、基本的には売るしかないのです。

派遣には3年ルールがあるため、契約が終了したあとは、必ずどこかに飛ばされます。

上にも書きましたが、実際は3年をまたずに更新が終了し、6ヶ月とかで普通に切られます。

つまり、半年後はどこにいるか見当もつかないのです。

次は、東京都のど真ん中かもしれませんし、北海道の山奥の炭鉱跡地の変な作業場かもしれません。

よって、住宅 (戸建て・マンション) の購入は全くおすすめじゃないです。

自家用車

派遣は、自家用車とも相性が悪いです。

車自体は移動できますが、駐車場がないアパートだと、置き場所に困ります。

都市部のアパートでは、駐車場代だけで2万円とかもあります。これは郊外アパートの家賃に匹敵する額です。

また、派遣の収入は不安定ですので、車の維持費を捻出できなくなる可能性もあります。

車いじりだけが趣味とかでなければ、車は持たないのが無難です。

大型家具

例えば、ベッド (分解できないもの) や、テーブル,たんす,食器棚のほか、大型テレビ・モニター (おおむね50インチ以上) などがあります。

これらは、戸建て住宅に備え付けるのが基本的な使い方なので、さすらいの旅人 () である派遣社員とは仲が悪いです。

転勤族や引っ越しマンの持ち物が少ないと言われるのは、こういう家具が少ないからです。

リュックサックひとつで引っ越ししろ、とまでは言われませんが、持ち物を選抜しておくのが吉です。

結婚・子ども

派遣と相性が悪いのは、有形の物品だけでなく、人間関係もそうです。

“旅は道連れ世は情け” と言いますが、結婚と子どもは、よく考えたほうがいいです。

さすらいの旅人 () である派遣は、契約が終了するたびに飛ばされるため、他人と一緒にいることはできません。

もし、結婚して子どもがいる人が派遣なら、方法は次の2つです。

    A.引っ越しプラン
  • 奥さんが働いている場合は、やめて転職・再就職してもらう
  • 子どもは転校
  • B.退職プラン
  • 自分が派遣会社をやめて再就職
  • 引っ越しは不用

退職のほうですが、派遣をやめても、また派遣になるしか道はないです。結局、問題の先送りなのです。

さらに、派遣の収入は不安定なので、家庭を維持していくのは難しいです。もちろん、単身赴任するお金もないでしょう。

また、場合によっては、2人以上で住むことが禁止されているアパートもあります。(理由は不明ですが、本当にあります)

派遣と結婚・子どもの相性は最悪です。

意外と持ち出しにくいもの

趣味関係の物品で、置き場所に困るものや、そもそも持ち込めないものも良くないです。

例えば、大型のソーラーパネル (だいたい100ワット以上)。

残念ですが、アパートにはサイズが大きすぎます。倒したり当てたりすると、パネルが割れますから、保管も難しいです。

50ワット以下にしましょう。

動植物類。

アパートによっては、動植物不可がルールのところもあります。

こっそり持ち込むことはできますが、退去時、キズやカビを理由に、法外な修繕費を請求してくるかもしれないので注意が必要です。(特に派遣は足元を見られやすいです)

また、会社の借上げアパートは、壁が薄く、音が漏れるので、他の住人とトラブルになることもあります。寝不足や疲れでイライラしている人も多いです。

上記のほかにも、スポーツ・トレーニング器材やDIY (日曜大工) ,楽器などの物品は、派遣 (さすらいの旅人) には難しいです。

派遣は、狭くて環境の悪い物件に閉じ込められたり、いらなくなったらポイされたり、まるで会社の器物のように都合よく使われます。

これは仕方ないです。お金がない人は、実際に会社の所有物 (経済的な従属の関係) であり、逆らうことはできません。

欲しいもの・したいことは、リタイア (経済的な独立) 後の楽しみに取っておきましょう。

さて、上の内容だけを見ると、派遣って救いようがないように感じます。

しかし、“いつ切られるかわからない” というのは、逆に、“いつでも逃げられる” という最大のメリットでもあります。

私が二度と正社員にならない理由が、パワハラとサービス残業から逃げられなかったからなのです。

あなたの平安な派遣生命を私は祈ります。

閲覧ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール

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