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罰則のための罰則

2019-11-21(木)

今月20日、安倍晋三総理大臣の在任日数が2887日となり、歴代最長だった桂太郎氏を抜きました。

桂さんは帝国主義下の在任であり、単純に比較はできませんが、さすがは安倍さんの不敗 (ふはい) 政権です。

では、本題に入ります。

「海保船、検査受けず航行」
小樽 (おたる) 海保は12日、巡視船ほろべつの搭載艇が、船舶安全法に基づく中間検査を10月30日の期日までに受けないまま航行していたと発表した。
(中略)
船舶の中間検査は同法で3年に1度と定められており、同海保は同法違反の疑いで調べている。
(後略)
「ドーム期限切れパン販売」
テレビ北海道と札幌ドームは12日、両社が札幌ドーム (札幌市豊平 (とよひら) 区 ) で9、10両日に開いた食品販売などのイベント「北海道メイカーズ」で、消費期限切れのパン20個を販売したと発表した。12日現在、健康被害は確認されていない。
(中略)
消費期限は9日までだったが札幌ドームへの納品時に見落とした。
(後略)
「飲酒後に救急車運転」
紋別 (もんべつ) 地区消防組合消防署興部 (おこっぺ) 支署 (オホーツク管内興部町) の男性消防士 (26) が今月、飲酒後に出動要請を受けて救急車を運転していたことが12日、分かった。
(中略)
消防組合によると消防士は非番だった5日午後8時ごろ、自宅で350ミリリットルの発泡酒1本を飲んだ。同10時半ごろに町内で発生した火災の応援要請を受け出勤。興部支署から約100メートル、救急車を運転し、応援不要の連絡を受け支署に戻った。
(中略)
組合は「住民の信頼を失う行為で反省している」といい、消防士らへの処分を検討している。

少し古いですが、すべて今月12日の北海道新聞朝刊の記事です。

私は、「まったくたるんでおる!事故が起きたらどうするんじゃ!」とか不毛な文句を言うつもりは毛頭ありません。

どころか、私はこれらのニュースに「細けェよ!別に事故ってねェだろ」とコメントしたいです。

昨今、“罰則のための罰則” が増えてきた、と思うのは私だけでしょうか。

代表的な例が “飲酒運転” です。

飲酒運転は、そうじゃない運転に比べて事故る確率が上がるよ、という原理に基づく規制です。

事故が起きてから、飲酒による影響が確認できたなら、過失責任も大きくなりましょう。

“事故が起きてから”。

近年は飲酒運転の基準の厳格化や罰則の強化が優先されており、事故率云々 (うんぬん) はどこへやら。

これは引用した他の記事にも通用します。

“船の安全のためではなく、検査を受けるのが目的”,“食中毒の予防ではなく、期限を守るのが目的” こういう無駄な儀式は他にもたくさんあります。

例えば、“白タクシー” 問題や “各所の身分証明” などがそうでしょう。

さて、こういう無駄な規制が百害無益なのは当然として、さらに“無駄な仕事” の助長にもなっているのです。

引用の小樽海保の記事では、民間の船舶に対して検査を振る立場である海上保安部の本元がサボっていたという。

“警察が無免許運転を禁止していながら、おまわりさんが免許不携帯でパトカーを運転する” のと同じテイストです。

もう、これ以上、ごちゃごちゃと規制するのはやめませんか?

本元の監督行政ですら見落とすような、細かい規制は無駄しか生みません。

28年前、今より生きやすかったのは、社会が寛容だったのも大きな理由の1つです。

当時はバスの運転手がビールを片手に運転している時代でした。

それでも事故など起きていないのです。

“過ぎたるは、なお及ばざるがごとし”

行き過ぎた予防は、事故や病気よりも良くない結果を招きます。

閲覧ありがとうございました。

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プロフィール

しゅう

Author:しゅう
シュウです。北海道で普通のサラリーマンをしてます。1991年北海道三笠市生まれ。プロフィール